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「斎田点定(さいでんてんてい)の儀」で思い出した、農家の大伯父。

令和元年11月に行われる大嘗祭(だいじょうさい)。

その中心儀式「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」
(11月14日15日)では、五穀が神々に供えられ、
天皇陛下も召し上がられます。(共食)

その前に米を育てる地方を決めるのが、
「斎田点定(さいでんてんてい)の儀」。

2019年5月13日、皇居・宮中三殿で行われ、
東日本の収穫地は栃木県、
西日本は京都府に決まりました。

この結果は、両陛下に伝えられた後、
栃木県と京都府の知事にも伝え、
具体的な田んぼ(斎田)は、
両府県や地元農業団体と相談して決められます。

決めたのは、カメの甲羅を用いた
古来の占い「亀卜(きぼく)」。

火で甲羅をあぶり、ひび割れの具合から、
大嘗祭で供える米を育てる悠紀(ゆき)地方と
主基(すき)地方を決定します。
(東日本と西日本から一つずつ。東日本は新潟、
長野、静岡以東の18都道県、西日本は3県より
西の29府県)

この大嘗祭は、天皇陛下が即位の後、
初めて行なう新嘗(にいなめ)の祭。
一世一度の儀式です。

新嘗祭は毎年行われており、
現在では勤労感謝の日となっています。

〇悠紀田(ゆきでん)は、大嘗祭の時、東方の祭場の
 悠紀の神饌(しんせん)とする穀物を作る第一の田。
 第二の田は、(西方)の主基田(すきでん)。

〇明治:悠紀田は甲斐(山梨県)、主基田が安房(千葉県)
    東西が逆になっているが、東京を中心に東西2カ所を選び、
    伊勢神宮に近い方を悠紀田とした。
 大正:愛知県と香川県
 昭和:滋賀県と福岡県
 平成:秋田県と大分県
    大正、昭和は登極令に基づき、京都を中心に東西に分割。
    平成は静岡、長野、新潟各県までを東日本とした。

長々とした説明となってしまいました。

この悠紀田、主基田、大嘗祭、新嘗祭などの
言葉を聞くと、共にすでに亡くなった
祖母、そして大伯父を思い出します。

大伯父は代々の農家。
ある年、その田が、
新嘗祭の献穀に選ばれたのだそうです。

この献穀に選ばれるのは、
農家にとってとても名誉なこと。

大伯父から直接ではないのですが、
祖母からこの話を何度も聞きました。

いつもの年も一生懸命作っているのですが、
その年は、より丁寧に栽培。
またちゃんととれるか不安と責任感で、
一杯だったとのことです。

祖母の家に行ったとき、いつもではないのですが、
この大伯父が作った米を炊いたご飯が並んでいました。

当時は若く、味より量だったので、
味は残念ながら覚えていません。

〇先ほど、ネットで調べたら、
 大伯父の田があった地域は、
 愛媛県の中でも美味しいお米が
 とれる地域として知られ、
 米に地域の名に由来する前がつけられていました。
 
〇そうした献穀をした農家が作った米は、
 「皇室献穀米」「皇室献穀米」などの名称で、
 ネットや道の駅などで販売されています。


〇資料、新嘗祭、献穀について記載されています。
《平成30年度新嘗祭献穀田御抜穂式の開催について》
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/kisya/h30/documents/10-0914seisanryuutuuka.pdf

近いうちに、大伯父の田んぼのあった
地域で作られた米。
久しぶりに食べて見たいですね。

(大伯父のいた地域の米は、地元のJAの直売所、
道の駅、米の特設サイトなどで販売されているようです)





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