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思い出の味が無くなるということ。金蝶饅頭。浅草の鮒金。

生まれた時から
食べてきたもの、味が無くなる。

小さいように見えて、人生において
かなり大きな影響を与えること
なのかも知れません。

2019年4月14日の日曜日、
母の故郷岐阜市の実家で、何人かのご先祖様の法事を行いました。
それに伴い、全国にちらばった親戚が
集まりました。

残念ながら母と自分は参加
出来なかったのですが、
家族は出席しました。

昨日、日曜日の夕方。
その家族からメッセージが。

いつも岐阜に帰省した時に買っていた
金蝶饅頭がもう買えないと。

なんでも金蝶饅頭を製造販売している
金蝶堂総本店(岐阜県大垣市)が、
http://www.kinchodo.co.jp/

3月1日をもって営業終了し、以後、
自己破産の手続きに入ると発表されたよう。

なお金蝶饅頭は、こしあんを酒種の薄皮で包んだ
饅頭ですが、この金蝶堂総本店が発売。
同じようなしつらえと味の金蝶園饅頭は、
金蝶園総本家本店(大垣市)、
http://www.kinchouen.co.jp/
金蝶園総本家が発売しています。
http://www.kinchoen-sohonke.co.jp/

(金蝶饅頭は、「金蝶堂総本店」の
初代吉田すゑが開発したとされる)

母の故郷、岐阜市内でも販売しており、
なじみ深い味なのです。

それぞれひいきがあり、
母の実家は、金蝶堂総本店でした。

江戸時代末の文久2年(1862年)創業で
157年もの歴史がある老舗です。

母もずっと食べ続けた味。
結婚で東京に来てからも、
親戚がお土産に持ってきてくれたり、
帰省の際に、お土産として必ず買って
いたのです。

母に金蝶堂総本店が倒産し、
もう金蝶饅頭が売られていないと
告げると、絶句。
とても残念そうな表情でした。

これで思い出したのは、母より
少し年上の、父方の叔母さん。

浅草橋で生まれ、結婚後は、
新宿区、渋谷区などに生活。
しかし会社は台東区の蔵前なので、
ずっと通っていました。

小さい頃からの好物は佃煮。
父の実家では佃煮は、ずっと
浅草橋にある鮒佐本店。
(文久2年1862年創業、支店売店なし。
初代大野佐吉の名を戸籍上からも襲名。
現代、五代目。
日本橋鮒佐は、同じ初代佐吉を祖とする。
三代目大野金盛が「金鮒佐佃煮」を商標登録。
現代、五代目)
https://www.funasa.com/
(もしくは柳橋の小松屋、
明治14年1881年創業)
https://www.tsukudani.net/

ところが、叔母さんは、浅草の
鮒金が好みで、わざわざ自分で
買い求めていたとのこと。

その鮒金が2017年6月30日に閉店。
後継者がいないことが理由とのこと。

叔母さんは、閉店前に、いつもより
多く、買い求めたようですが、
やはりとても残念がっていました。

なお浅草に1年ほど前に開店した
湯蓋(ゆぶた)
https://www.yubuta.net/
こちらのご主人は、15年ほど鮒金で修業。
そこの味を受け継いでいるようです。

そういえば、このブログでも記しましたが、
練り物の製造販売をしていた築地の
佃權(つくごん)も人材不足などから
閉店してしまいました。
(2017年6月一杯。創業は1868年)

こちらの練り物は小さい頃から食べていた
味だったので、ショックでした。
(今は大阪の魚寅を利用)

小さい頃から馴染んだ店、味が無くなる。
小さい事に見えて、かなり精神的に
ダメージを与えることなのかもしれませんね。






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