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書道の師範が、ひらがなを書き始めたひ孫から教わったこと。

ご近所に書道の先生がいます。

サラリーマンとして勤めをしながら、
書道を本格的に習い始め、毎日百枚単位で、
字を書き続け、数々の展覧会で入賞。

その流派で師範の資格もとりました。

その師範から興味深い話を聞きました。
師範に、数年前、ひ孫さんが出来たそう。

先日、お宅に来たとのこと。

お孫さんから、曾孫さんは字を習っていて、
ひらがなならかなり書けると
告げられたと言います。

筆で書くことも教えてあげようと、
道具を用意して、筆をもたせ、
筆の上を持って一緒に指導。

そしたら、筆で書く感覚がそれまでと
違っていたのが、面白かったらしく、
その後、一人で書かせたら、
何枚も何枚もひらがなを書き始めたとのこと。

後ろでずっと見ていたそうですが、
ひ孫さんは、周囲の様子を気にせず、
字を書くことに集中。

時折、笑みを浮かべながら、
ただただ字を書き連ねていったそう。

そうこうする内に、夕飯の時間に。

その子のお母さんやおばあちゃんが、
声をかけても全く気づかなかったそう。

その姿を見て、師範は、はたと、
現在の自分に欠けているものに気づいた
と言います。

そう、自分はうまく書きたいとか、
これを展覧会に出したいとか、
書くときに邪念が入り、
字を書くことに集中していない。

すなわち無心になれていない。

また字を書くことを心底、楽しめていない。

無心にひらがなを書く曾孫から、
大切なことを教わったと教えてくれました。

この話を聞いて、ずいぶん前に知った
ピカソ、岡本太郎の逸話を思い出しました。

二人は、すべての子供は天才である。
子供であれと説いていました。

大人にになるにつれて、
周囲の評価を気にして、
ダメになっていくと。

近所の書道師範も同じことを感じたようです。

「ようやく子供のように描けるようになった。
ここまで来るのにずいぶん時間がかかったものだ」
(ピカソ)

初心、無心。
どうしたら取り戻せるのでしょうか。


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