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ビートたけし氏があげた安国寺恵瓊(あんこくじえけい)とは。

ビートたけし氏のオフィス北野からの独立。
たけし軍団による裏事情の告発。
事務所社長の反論と、芸能マスコミを
にぎわせています。

その中で、個人的に興味をひいたのが、
ビートたけし氏がコーヒーのCMのイベントで
あげた安国寺恵瓊です。

以下の新聞の記事に書かれていました。

2018年4月4日、日刊スポーツ
《たけし意味深「一番裏切るやつは一番よく働くやつ」
[2018年4月4日7時32分 ]》
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201804040000085.html




《新社会人への応援メッセージを求められた。
たけしは「会社に入ったら人間関係をよく見て、
こいつについていったらいいとか、こいつは上がってくぞ
とか動向をよく見て、忠実な会社員になって、
いずれそいつを裏切って下克上の世の中を想定して
生きていった方がいい」ときっぱり。
 劇団ひとり(41)に「何かあったんすか?」とツッコまれると、
たけしは「安国寺恵瓊(あんこくじえけい)です」
と戦国時代の僧の名を挙げた後、「一番裏切るやつは、
一番よく働くやつですから」と意味深に話した。》

この後、日刊スポーツの記事では、
安国寺恵瓊について説明しています。

あなたはこの人物をご存じですか。

最近だと、去年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」で
話題だけですが出てきました。
その前の2014年の大河「軍師官兵衛」で出てきました。

《官兵衛紀行》
《広島市には、輝元があつい信頼を寄せた僧・
安国寺恵瓊(あんこくじえけい)が住職を務めた
不動院があります。恵瓊は、人を見抜く力と
高度な交渉力で毛利家を支えました。》
https://www9.nhk.or.jp/taiga/kikou/kanbe/map07.html

安国寺恵瓊として有名なエピソードは、
織田信長に関するものです。

織田信長が全盛の天正元年(1573年)、
恵瓊が吉川元春の家臣山県越前守と
小早川隆景の家臣井上春忠にあてた書状の中に、

「信長之代は5年、3年は持つだろうが、
高ころびにあおのけにころばれ候ずると見え申候、
藤吉郎さりとてはの者にて候」と出てくるのです。
(吉川家文書610号)

本能寺の変、その後の豊臣秀吉の天下を
予言するような内容ですね。
書簡を出していました。

毛利家の外交僧として、備中高松城の水攻めの際の
和睦交渉にあたり、「中国大返し」をする秀吉軍の追討を行わず、
その後、四国攻め、九州攻めあたりから、豊臣秀吉に近づき、
とうとう豊臣臣下として、大名となります。

関ヶ原の戦いでは、西軍につき、
梟首(きょうしゅ)されます。

この人物について、親しみを持っているのは、
愛媛県松山市和気町に代々ずっと住む叔父さんが
自分が小さい頃、この安国寺恵瓊の話をしてくれたから。

安国寺恵瓊は、秀吉の四国征伐のあと、
伊予国和気郡の領地を与えられ大名となるのです。
(伊予国和気郡に2万3,000石、九州平定後6万石に)

そうまさに叔父さんが
代々住んでいる場所が恵瓊の領地だったのですね。
(とても短い間ですが)

それで、興味を持って
地元の郷土史家に話を聞いたりして、
勉強していたみたいです。

その話を甥っ子に教えてくれた
というわけです。

ビートたけし氏がなぜこの
安国寺恵瓊をあげたのか。

彼はもともと安芸の守護であった
武田家の出身。
その武田家は、毛利元就に滅ぼされます。

このため(京都)東福寺の末寺で
出家をし禅僧になるんですね。

その後、毛利家に仕え、主に外交面で
上のような能力を発揮するのですが、
それは、出家した東福寺の師が
毛利の外交僧であったため。
その跡を継ぐ形だったのですね。

実家の敵の下で働く。
それはお家再興のため。
復興するためには、最大限の能力を
発揮させねばならない。
そんなアンビバレントな感情で
生きていたのかもしれません。

この後、彼は毛利家から豊臣秀吉に仕え、
大名になり、また京都・南禅寺の住職にもなっています。
僧侶としてもまた武士としても
高い位を得たわけでこんな人物は他に余りいません。

「一番裏切るやつは、一番よく働くやつですから」
とビートたけし氏は話したようですが、恵瓊は
まさにそう形容されるにふさわしい人物かもしれません。


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