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「人生を煎じ詰めれば何が残る」。近所のおばあさんの煎じ薬の教え。

昔、近所におばあさん1人で
住んでいるお宅がありました。

その前を通ると、なんとも言えない
薬くさい匂いがしたものです。

あるとき、その匂いの元がわかりました。
母と一緒にそのお宅を訪れたから。

おばあさんは、陶器の土瓶に、
乾燥した葉やら木の木っ端の

ようなものを入れ、煮だしていたのでした。

それは漢方薬の煎じ薬で、
胃腸や血流を良くするために飲むものとのこと。

毎日毎日、朝煮出し、それを1日3回飲むんだそう。

それなら一度に大量に作っておけばいいのでは
と思ったのですが、煎じ薬は、毎日その日に
煎じなければダメなんだとか。

また煎じるのは、強火で一気にというのは
良くなくて、薬の成分を出すためには
じっくりと時間をかけなければいけないとも。

親しくなって、1人で訪れるようになると、
お菓子などを出してくれながら、
いろいろな話をしてくれるようになりました。

その中でよく覚えていることの一つが、
「煎じ詰めれば」という言葉。

「煎じ詰めれば」というのは、
まさに煎じ薬の成分が出つくすところまで
煮出す、煎じるということ。
そこから究極のところ、結論が出るまで、
考えを突き進めるという意味で使われます。

おばあさんは、さらにその言葉には、
最後に残ったもの、本質は何か
という意味でもあると。

人とつきあうとき、その人がどんな人か考える。
すぐには結論が出ない。
その人を煎じ詰めなくてはいけない。
それにはじっくりと時間を掛けねば、
その人の本質は出てこない。
じっくり構えなさいと。

また自分の人生を考えたとき、
最後に何が残るか、
つまり煎じ詰めたら何が残るかを
常に考えなさいと。

無駄なモノをそぎ落とし、
薬効のある部分のみを抽出する。
それが煎じ薬。

自分や自分の人生を煎じ薬に置き換えて
考えたとき、何が自分、自分の人生に残るのかと。

その言葉をずーっと忘れていましたが、
人生も後半戦。
煎じ詰めねばならない時期にさしかかってきています。

自分の人生を煎じ詰めたとき、何が残るのか。
じっくりと考える必要がありそうです。

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