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6歳の6月6日は稽古はじめの日。毎日稽古を欠かさなかった近所の芸者の母娘の二人。今、どこに?

わが家の近くにプリマ楽器という
楽器 – 楽器・楽譜の総合卸商社があります。

そのビルの入り口近くに、
「6月6日は楽器の日」
と書いてあります。

これは1970年に全国楽器協会により
制定された記念日。

「芸事の稽古はじめは、6歳の6月6日に行う」
という習わしに由来しているのだそう。
http://www.zengakkyo.com/thegakkiday/index.html

これで思い出したのは、


昔、近所に住んでいた
芸者の母娘さん。

娘さんは、自分より年上でした。
その家の前を通ると、
昼過ぎから三味線の音が聞こえてきました。

数えで6歳の6月6日に
稽古はじめをして、
以来三味線、日本舞踊などを
ずっと稽古しているのだとか。

しかし実際には、三味線も数えの6歳から
始めるのは「遅く」、本当はもっと小さい時から
習っていたのだと言います。

ただこの6歳6月6日に始めると上達する
と言われているので、型として、そこから
始めたことにしたんだと言います。

歌舞伎・能・狂言などでも同様で、
数え6歳を待たず、各種の稽古を始めるとか。

芸事一生とも言いますが、
6歳でも一流になるためには遅いというのは、
恐ろしい世界だなと思いますね。

芸者さんの母娘の二人は、
毎日、稽古をしていました。

わが家とは仲が良かったので、
毎日のようにやってきては、
母と話していました。

そしてよく言っていたのは、
「芸は一日休むと自分にわかる。
二日休むと見巧者にわかる。
三日休むと誰にもわかる」。

見巧者とは見方の上手な、批評眼を持った人のこと。

「芸のあるのが芸者。芸のないのは芸能人」。

「芸者はいつどこで見ても芸者じゃなくちゃ」
と風呂帰りでも、買物帰りでも、
どこでいつあっても、素敵な格好をしていました。

お母さんは年を取って、自分の考える芸を
見せられなくなったとして芸者を引退。
それに伴って、娘さんとどこかに行ってしまわれました。

もうお母さんはお元気であれば、
100歳をはるかに超えるお年。
娘さんもかなりの年配になられていると思います。

もう一度、あのあでやかな、きっぷのいい
話しっぷり、粋な三味線の音を聞いてみたいものです。

〇6月6日、稽古はじめ
「邦楽の日」「いけばなの日」でもあるよう。
能楽の大成者・世阿弥の風姿花伝には、
習い事を始めるには数え七歳の内に始めるとよい
との記述があるようです。

《この芸において、おほかた、七歳をもて初めとす。》
http://manapedia.jp/text/3529


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