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立行司「木村庄之助」の軍配に書かれている言葉「冬則龍潜」とは?

2011年9月25日、秋場所千秋楽で、
49年の土俵生活を終えた方がいます。

35代庄之助。
行司の中で最高峰の立行司「木村庄之助」。
結びの一番だけを裁きます。

直垂(ひたたれ)という装束。

行司の持ちものの中には、現在の生活からは、

なくなって久しいものがあります。

それは短刀。
もし、判定を誤って差し違えたときには、
切腹する覚悟を示す持ち物です。

そして譲りうちわ(軍配)。

木村庄之助代々に、受け継がれているそれは、2本。

その1本、13代以来の譲りうちわの両面には、
次のような文言が記されているそうです。

「知進知退 随時出處」、
「冬則龍潜 夏則鳳挙」。

「知進知退 随時出處」は、
自身が進むべきときと退くべきときを知っており、
いつでもそれに従うとの意味。
短刀を所持しているのと同じで、それぐらいの覚悟で、
一番一番に全精力を注ぎ、勝負を裁いているということ。

「冬則龍潜 夏則鳳挙」。
冬すなわち龍、潜む。夏すなわち鳳、挙がる。
耐える時、辛抱する時は、耐え、
時いたれば、羽ばたくという意味だそう。

仕事にかける覚悟。
辛抱。

最近、忘れかけた日本人の心、
美徳を思い出させてくれる対句ですね。

神田須田町に、軍配うちわの形をした
「二十二代庄之助最中」で有名な、
「和菓子司・萬祝処 庄之助」があります。

店主の父親が、
二十二代木村庄之助だったことにちなんだ
菓子であり、店名。

そのサイトで、 上の「うちわ」に記された文句について、
二十二代庄之助が語っています。
《二十二代庄之助一代記〈第十六回〉》
http://www.syounosuke.net/gallery/history/iti16.html



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nikitoki

朝日新聞、2017年3月30日《「進むべき時、稀勢は知っていた」 内舘牧子さんが寄稿》に、木村庄之助の譲り団扇の文句「知進知退 随時出處」が書かれています。その影響かこのエントリーにアクセスが集中しています。
http://www.asahi.com/articles/ASK3Y4K78K3YUTQP00P.html
by nikitoki (2017-03-30 08:54) 

nikitoki

日本相撲協会のTwitterで、木村庄之助の譲り団扇に書かれている「知進知退 随時出處」の写真が紹介されています。
https://twitter.com/sumokyokai/status/282301636506959872

by nikitoki (2017-03-30 16:57) 

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